🍓シンプルだからこそ、まっすぐに伝わる「季節のショートケーキ」
— アレルギー対応の常識を覆す、重たくないふわふわ食感の秘密 —
■ 見た目はシンプル。でも、実は一番難しいケーキかもしれません
ショートケーキは、お菓子づくりの「基本のき」。
一見簡単そうに見えますが基本だからこそ、パティシエの技術が最も問われるケーキでもあります。
ケーキを作る上でスポンジを入れないケーキはほとんどないと言っても過言ではないです
特に「乳・卵・小麦を使わずに」ショートケーキを作るというのは、まさに試練の連続でした。
■ おすすめはどれですか?と聞かれたら…
店頭でよくいただくご質問のひとつが、「おすすめはどれですか?」というもの。
個人的には、ブルーベリーレアチーズケーキが好みだったりもするのですが…
職人としての本音を言えば、まずは
「季節のショートケーキ」
を味わっていただきたいんです。
なぜならこのケーキこそ、「基本」にして「真髄」。
華やかさは控えめかもしれませんが、素材・技術・想いのすべてを詰め込んだ、自信作だからです。
■ 妥協したくなくて…スポンジが命。
当店では米粉ベースの生地を使用し、泡立て方・焼き時間・火加減にとことんこだわって、
まるで卵を使ったような“ふわしゅわ食感”のスポンジを実現しました。
米粉のスポンジってこんなイメージ持ってませんか?
・パサパサしてそう
・食感重たそう
・もちもちしすぎて食べるの疲れそう(これは言い過ぎかな笑)
などなど上がるかと思いますが
これらの問題全て私が解決しました💡
実はこのスポンジ、何十回、何百回と試作してようやくたどり着いたレシピなんです。
レシピが半分ぐらい重要ですが
もっと重要なのが作り方
混ぜ方、温度帯、湿度、焼き加減、
気をつけるポイントばかりで一つでも怠ってしまうと
最高のスポンジではなくなってしまいます
そのくらい繊細なものなのです
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■ 豆乳ホイップも、オリジナルブレンドでまろやかに
市販の豆乳ホイップだけでは、コクや口どけが物足りない。
しかも大豆って感じの匂いが満載
人によってはこの匂いを受け付けない方もいらっしゃるほど
せっかくのケーキ、
残念な思いをして欲しくないし、
一般的なケーキと遜色ないレベル、
クオリティまで引き上げたい
そんな思いから独自にブレンドした豆乳クリームを開発しました。
植物性とは思えないほどのコクと、軽やかな口どけ。
口に入れた瞬間、やさしく広がるまろやかさは、何層にも重ねた工夫の結晶です。
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■ 季節ごとのフルーツを主役に。だからこそ「脇役」が大切
このショートケーキは、季節のフルーツを主役に据えた一品。
苺・メロン・桃……それぞれの旬に合わせて、いちばんおいしいフルーツを使っています。
だからこそ、スポンジも豆乳クリームも、主張しすぎず、でもしっかり支える“名脇役”でなければなりません。
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■ 食べた瞬間、「アレルギー対応って忘れてた」と言われるケーキを
食物アレルギーがある方にとって、“みんなと同じケーキを食べる”という体験は、簡単なことではありません。
でも、当店のショートケーキを食べたお客様から
「アレルギー対応ってことを忘れてた」「普通においしすぎて感動しました」
そんなお言葉をいただくたびに、「やっててよかった」と心から思います。
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■ まとめ
季節のショートケーキは、一見とてもシンプル。
だけどその裏には、数えきれないほどの工夫とこだわりが詰まっています。
まずは、季節のショートケーキから。
アレルギーがある方にも、そうでない方にも。
「これが食べられるなんて…!」と感動してもらえる一皿を、心を込めてお届けしています
ぜひ一度、季節の果実とふわふわスポンジ、まろやか豆乳クリームの三重奏を体験してみてください。
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